大きな台風がやってきそうです。最悪のケースを想定して極力早めに台風への備えを行うようにしましょう。

ご自分やご家族の命は勿論のこと、大切なお住まいを守るためにも対策が必要です。

 





□ 台風が接近する前に家の回りを見回り、飛ばされそうなものは室内にしまいましょう。しまうものが難しい場合は固定するなど飛散防止対策を

雨戸・看板・塀などは、倒れないように固定しましょう。意外と忘れがちなのが物干しざおやブロック、タイヤ、植木などです。当たり所によってはケガでは済まない可能性も高く、飛んでくるととても危険です。忘れずにしまいましょう。

 

ワンちゃんや犬小屋なども忘れないでください…!

普段外飼いだからと放っておいて命を落としてしまうケースが多発しています。

 

 

□窓ガラスが割れる前に対策を

ガラスが割れ、穴が空いてしまうと暴風が室内へ一気に流れ込み、その風圧で屋根が吹き上がってしまうという被害があるそう。屋根が飛んでしまっては修繕が大変どころの騒ぎではありません…。
まずは近くの物が窓にぶつからないよう飛びそうなものは固定・室内にしまいましょう。網戸やシャッターが付いていればしっかりと閉め、外から飛んできた物に備える。必要に応じて補強を

 

専用の保護フィルムが望ましいですが、内側から図(下記参照)のように養生テープを貼る対策があります。(ガムテープでも可ですが剥がすのが少し大変みたいです)米の字状に貼ることで、ガラスの飛散をある程度軽減することができます。段ボールや発泡スチロール等をガムテープで窓枠に貼り付けていくのも飛散防止に有効です。

これらの対策はガラスが割れるのを防ぐというよりも、ガラスが割れてしまった際に破片が飛び散るのを防ぐというのが主な効果ですが、飛び散ったガラスは危険かつ処理が本当に大変です。忘れていた頃に破片が出てきてケガをするケースも多い為、万が一割れてしまった場合には、窓の周りに限らず部屋全体を気を付けてお掃除してください。

(台風が過ぎ去ってから厚手のスリッパや手袋を用意し十分に注意して行ってくださいね)

台風時は対策をした後も、窓際には物を置かず、鍵とカーテンをしっかり閉めて近寄らないようにしましょう。

 

 


 ‐浸水‐

□ 自分のいる地域が水害に対して安全かどうか確認し、事前の対策を


ハザードマップは国土交通省のサイトで確認できます。


https://disaportal.gsi.go.jp/index.html  避難経路の確認や家族で避難場所、連絡方法などはしっかりと話し合っておきましょう。

 

□水のうで対策

台風前の備えとして、浸水や逆流防止のために水のうを事前に作る方法もあります。

大きめのゴミ袋を二重にし、水をいっぱい溜めたら水のうの完成です。玄関近くの床やトイレ、お風呂、洗濯機、キッチンの排水口等に水のうを置きます。 水のうを置くことで外からの浸水と逆流を防ぐこともできます。

 

□とにかく早めの判断・非難を

いくら水のうで対策していても河川の氾濫等で防ぎきれない量の水が入ってくることもあります。

避難勧告等こまめに確認し早めに避難することが大切です。


□地下階に浸水が予想されるときは、エレベーターの使用は避けましょう。

浸水するとエレベーターが停止したり、エレベーター内に急激に水が入ってくることもあり危険です。
また、浸水した場合は避難経路が限定されてしまいます。出口が限られているところは特に複数の避難経路を確認しておきましょう。

 


□押戸のドアは特に出入口の外側が浸水している時は水圧で開かないことがあるので注意しましょう。

□停電に備えて電動シャッターや玄関ドアの電気錠の非常時の操作方法を確認しておきましょう。


 

  

‐普段からできる対策‐

□停電に備えて、懐中電灯や携帯ラジオなどの防災用品の準備を

停電や断水は防ぎようのないものです。起きてしまったときに慌てることがないよう準備しておくことも大切です。携帯電話のバッテリーは大丈夫でしょうか?連絡手段の他、いざという時は懐中電灯の代わりにもなります。

 

 

□非常食・お水・常備薬の備えを

停電等で冷蔵庫が使えなくなる恐れがあります。備えておく食糧はなるべく常温で日持ちがするものが望ましいです。

お薬を常飲されている方は避難所等に避難することも考えて持ち運びできるよう備えておきましょう。

(住まいの話とは少しズレてしまいますが・・・)

・コンタクトレンズ

・生理用品

・頓服薬

等は使う人が限られてきますが、いざという時に無いと困ってしまうものです。

持ち運びができるよう常に予備をカバン等に入れておくと安心ですね。

 

 

  

建物に関する備え

 
□水害に備え、窓の下枠や側溝、排水溝の掃除をし、水はけをよくしましょう。

 

□窓に耐風シャッターを付けることや、割れても飛散しにくい窓ガラスを付けることも大きな対策になります。 

 

自然災害は特に、予測が難しく思わぬ被害が起こることが多いです。ただ、備えあれば憂いなしというように、備えていれば防げること、過度に心配をしなくてよいこともあります。

 

火災保険への加入見直し

建物や家財が台風による被害を受けたときは、火災保険でその損害をカバーできます。ただ、台風被害と一口に言っても、集中豪雨による洪水や暴風、落雷など、被害の種類は様々です。火災保険では、台風の何が原因で損害を受けたかで適用される補償が変わるため、それを踏まえ適切な補償を選択し、現在加入している保険の内容をしっかり確認しておきましょう。

お住まいの件、ご入居されている物件の件等でお困りごと、心配事は是非お早めにご相談ください。

付け替えやリフォームのご相談も受け付けておりますので、今後の自然災害に備えお力になれると幸いです。